アユタヤ遺跡を写真一枚で表現する際に必ず出てくるのがワットマハタート。
木の根っこに包まれた仏像の頭で有名な寺院です。
今の若い世代は知らないであろう、映画トゥームレーダーで出てからさらに有名になったアユタヤの遺跡です。
なぜこのように頭だけが木の根に包まれたのかはビルマ軍(現ミャンマー)の侵攻によってアユタヤが壊滅的に破壊されたのです。
仏像の頭という頭を全て切り落とすビルマ軍。
同じ上座部仏教でなんでそんな事が出来るのか?罰当たりなのでは?と思いますが、同じく上座部仏教徒で信仰深いタイ人にダメージを与えるには王宮と寺院を破壊する事がポイントだったそうです。
上座部仏教徒ではない我々ですら、この姿を見ると心が痛むほど。
アユタヤの人たちはさぞかし辛かった事だと想像できます。
歴史を知ると楽しい旅行ではなくなってしまいますが、世界遺産であるアユタヤ、そして歴史を思い出しながら、周ると遺跡見学もまた一味違ってくるかと思います。